ハイライトを詳しく解説

今回のカラー施術は初めてや久しぶりのカラーで明るさを出したい方におすすめのカラー方法です。

地毛からカラーをする場合に明るさを出したいときはファッションカラーの一番明るいレベル(12lvや13lv)ではそこまで明るくはなりません。
一般的に明るいレベルのカラー剤は色素が薄いです。
日本人の髪は赤味、オレンジ味が強いので中途半端に脱色してあまり綺麗な色にはならないことが多いです。

(髪が細い方、明るくなりやすい方はその限りではありません)

なので、1度で明るくしたいなぁという方にはブリーチでハイライトが良いのではないかなぁと考えます。

before

今回のお客様しばらくカラーをしていません。
希望色は明るい透明感のあるカラーをご希望でした。
ダメージも気になるため、今回は地毛の黒さも活かしながらハイライト感のある明るめのカラーをご提案しました。

ハイライト

まずはブリーチで全体にハイライトを入れます。
スライスは2cm間隔、1cmくらいのチップでハイライトを入れます。
根元の部分は境目をぼやかしてハイライトを入れていきます。

ハイライト後

一度シャンプー台で流していきます。

全体的にハイライトが入りました。
全体的にハイライト感が残るようにしたいので、ハチより下はチップを太めに入れました。

このあともう一度全体を染めていきます。

2回目のカラー

今回は地毛の黒さも活かしていきたいと思いカラー剤を選定しています。
また、ブリーチ部分との境目をぼやかすために根元は暗い薬を選択しています。

after

こんな感じです。

今までに高明度のカラーをしている場合はハイライトを入れた時に残りの部分を暗く染めていけば同じような仕上がりにしていくことも可能です。

髪質や、現状の髪色に合わせたご提案が可能です。

使用したスタイリング剤は
roland O-WAY(ローランドオーウェイ) グロッシーネクターとプレシャスワックスです。


まとめ

今回は明るくしたいけどブリーチはあんまり使いたくないなぁって方へのご提案でした。

ブリーチは少量入れるだけでもインパクトが出せます。
もちろんダメージを気にしない場合は全体をブリーチで染める事も可能です。
しかし、全体をブリーチすると伸びてきた時も気になりますし、何より施術が難しいです。

よっぽど気をつけないとムラになります。

なので全体を明るくしたい時は数回に分けてハイライをを入れていって徐々に明るくしていくことをオススメいたします。
期間は長くなりますが綺麗なグラデーションカラーを目指すには時間をかけてベースを作った方が良いと考えます。

いろいろ相談に乗りますのでぜひご希望をお聞かせください。

この記事を書いた人

yoichiro tonomura

代官山の某ヘアサロンで10数年技術を磨き独立。2015年4月に海から近い街、神奈川県藤沢にプライベートサロン「venice beach」を立ち上げる。自らオーナースタイリストとしてサロンワークの傍ら、独自のセンスで「venice beach」のコンセプトをまとめ、HPの制作や写真、デザインを行う。たまに鋏をサーフボードに持ち替え鵠沼海岸に出現します。