ローランドHカラーを詳しく解説②

前回のローランドHカラーを詳しく解説の続きです。
今回は白髪染めの対応になります。
白髪染めだから、色を楽しめない、暗く染まる、そんな考えはなくなります!

白髪染めにもオーガニックカラーを

僕はなるべく白髪染めはやりたくありません。
もちろん白髪率が30%以上であれば必要だと思います。
しかし部分的に白髪の方や数本ポツポツ出てきたファーストグレイ世代には白髪染めは必要ないと考えます。今回は工程とともに見ていきましょう。
今回は白髪率30%〜40%ほどのお客様にご協力いただきました。

ベニスビーチ  藤沢 ローランドオーウェイ Hカラー rolland o-way

まずハイライト

ベニスビーチ  藤沢 ローランドオーウェイ Hカラー rolland o-way

前回と同様にブリーチでハイライトを入れていきます。
こちらも前回と同様にローランドHブリーチを使用します。

全体に入れました!

ベニスビーチ  藤沢 ローランドオーウェイ Hカラー rolland o-way

白髪がある方にはハイライトは有効な手段です。
色に明暗をつける事でより白髪が目立ちにくくなります。

1度目のシャンプー

前回書き忘れた内容ですので補足説明です。

Hカラーはケアを含めたHシステムという独自のメソッドがあります。
使用していくシャンプーやトリートメント、仕上げまで全ての製品をRolland製品で行います。

ローランドオーウェイ Hカラー rolland o-way 藤沢ベニスビーチ

Htechシャンプー
SLESとSLSを含まないプレシャンプーです。施術に最適なpHに調整します。
pH:7.3-8.3⇐少しアルカリ側によせてキューティクルを開いて薬剤の浸透を促します。

Hbalanceシャンプー
カラーリング後のアルカリ残留物を中和し、髪のpHバランスを戻します。
pH:4.0-5.0⇐弱酸性のシャンプーでカラー後の髪わ優しく洗います。

Hbalanceマスク
キューティクルを閉じながら髪のpHを戻します。
pH:3.0-4.0

カラー前とカラー後に専用の製品を使用します。
カラー後のケアもバッチリです。
ちなみにこちらはカラー直前、直後用なので非売品になります。

 

ハイライト後

ローランドオーウェイ Hカラー rolland o-way 藤沢ベニスビーチ

Htechシャンプーで洗い流した後です。
程よくハイライトが入っています。
次に全体を染めていきます。
今回はな下の白髪があるので根本の部分にはヴィラロドラのオーガニックカラーを使用します。
毛先はローランドHカラーです。
Hカラーでも少ない白髪であれば染めることができます。
何度か検証した結果、色落ちや、持続性の問題から根元はヴィラロドラカラーを使用することにしました。髪質によって薬剤は調整しますので全体をHカラーで染める場合もあります。

ローランドオーウェイ Hカラー rolland o-way 藤沢ベニスビーチ

上段のカラー剤はヴィラロドラカラー。
下段はローランドHカラーです。

全体を染めていきます。放置時間は少し長い30分ほど。

ローランドオーウェイ Hカラー rolland o-way 藤沢ベニスビーチ

仕上がり

次はHバランスシャンプーで洗っていきます。
カラー剤はアンモニアが入っていないので無臭です。

オーガニックならではの良い香りが店内に広がります。

ローランドオーウェイ Hカラー rolland o-way 藤沢ベニスビーチ

今回は赤系の色で染めました。
とても発色はよく、艶感も強いです。
白髪もしっかり染っています!
おまけにトリートメントいらず。。。
なんて良いカラー剤だ。。。

まとめ

今回のローランドHカラー、白髪染め編はいかがだったでしょうか?

このローランドHカラーは髪のケア思考が高い方に合うと思います。
明るいカラーやダメージを気にしないのであれば、発色の良いイルミナカラーやガッツリ色が抜けるブリーチでのハイライトを選択できます。

もっと大人のヘアカラー 、髪の変化や白髪が気になる方、
少しリッチな大人の女性にはおすすめです。
その質感の良さにはお客様に満足していただけると思います。

気になり方は是非お試しください!

この記事を書いた人

yoichiro tonomura

代官山の某ヘアサロンで10数年技術を磨き独立。2015年4月に海から近い街、神奈川県藤沢にプライベートサロン「venice beach」を立ち上げる。自らオーナースタイリストとしてサロンワークの傍ら、独自のセンスで「venice beach」のコンセプトをまとめ、HPの制作や写真、デザインを行う。たまに鋏をサーフボードに持ち替え鵠沼海岸に出現します。