今日はパーマについてのお話です。
コールドパーマとホットパーマ
一般の方には聞きなれない言葉です。
コールドパーマ・・・パーマと言えはコールドパーマを指していることが大半だと思います。
ホットパーマ・・・通称デジタルパーマ。機械によってロット自体を加温してパーマをかけます。
今回はほほっとパーマの解説です。実際の施術内容を見ながら解説していきます。
薬剤について
ベニスビーチ藤沢のホットパーマには特徴があります。
ほぼ全ての方にデジキュアという薬剤を使用します。
- アルカリ0
- 微還元
- 低温処理
での施術です。
今までの薬剤はアルカリ剤(アンモニア、モノエタノールアミンなど)は必須です。しかしデジキュアは配合されていません。
微還元についてはシステアミンとチオグリセリンという還元剤を使用しています。この薬剤が1%配合されています。配合量が少なけてば当然ダメージもしなければパーマの作用も弱いです。そして低温処理。ロットを加温するのですが50℃〜70℃までの加温を10分ほどです。温度が低ければかかりも弱い。それでもしっかりパーマをかけるには秘密があります。あまり深く掘り下げるとこの話だけで記事が書けますのでこの辺でやめます。またんネタがなくなってきたら書くことにしましょう。
before
beforeの状態です。シャンプー、カットはしてあります。髪質は少し細い艶のあるストレートヘア。一見パーマはかかりにくそうです。
1剤塗布→巻く
この弱い薬剤でなぜパーマがかかるのか。はこの工程に秘密があります。
通常のデジタルパーマの薬剤は
1剤塗布→流し→ロットオン→加温
しかしこの薬剤は、流しの工程は省きます。薬剤をつけて巻く、つけ巻きです。
つけ巻きをすることで通常のパーマとほぼ同じ時間でパーマができます。
デジタルパーマは時間がかかるイメージですが、ベニスビーチのデジタルパーマは早いです!
加温
ロットに線をつけて加温していきます。
髪質によって温度は変えますが通常は初めは50℃最後は70℃まで徐々にに温度を上げます。徐々に温度を上げる理由は髪の特性にあります。髪は濡れていると強度が落ちます。簡単に切れます。しかし乾かすと強度が上がります。簡単には切れません。不思議ですね。
よく美容師さんに「乾かしてから寝てください」と言われませんか?
濡れていて強度が落ちている髪が枕に擦れて切れたり傷んだりするから乾かしてくださいということです。
こんな機会から線が出ています。約10分ほど温めます。
2剤塗布
テストカールをして(写真忘れました。。。)ロットをつけたまま2剤塗布です。
ここまでの時間ではコールドパーマとそれほど時間は変わりません。早いです。
他店でデジタルパーマをかけているお客様には驚かれます。
ロットアウト→仕上げ
ロットを外して流しました。
僕はデジタルパーマはCカールの重なりで見せるパーマだと考えています。
カットは重なりを調節します。Cカールを2つ重ねるとSカールになります。Sカールをパーマで作るのではなくカットで2つ重ねるという考えです。わかりにくいですね。。。。
デジタルパーマの特性を考えてこんな考えになりました。詳しくは別記事で書くかな?かなりマニアックな内容になってしまいます。。。
仕上がりの状態です。スタイリング剤は付いていません。かなり柔らかい質感です。
デジタルパーマは濡れているときと乾いたときのウエーブのギャップが少ないです。
これがセットしやすい理由でもあります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ホットパーマとコールドパーマ。
それぞれ、特徴や質感が違います。どちらがよいとか悪いとかではありません。
どんなスタイルになりたいかが大切で手法は二の次です。
髪質やライフスタイル、なりたいヘアスタイルによって提案させていただければと思います。
疑問があればいつでもお問い合わせください。
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