藤沢ベニスビーチ外村です。
梅雨入りが発表されまとまらない髪に最適なメニューを解説していきます。
参考にしてみてください。
フォルムコントロールプレックスとは
「酸熱トリートメント」って聞いたことがありますか?
初めて聴く方も多いかな?まだ一般的には知れ渡っていない気がします。
ストレートパーマでもなく縮毛強制でもない。還元剤(s-s結合を切る作用)やアルカリ剤(アンモニアやものエタノールアミンなど)を全く使用しないグリオキシル酸とジカルボン酸で髪の「うねり」や「クセ毛」の広がり、パサつき凹凸をおさえ、髪本来のハリや艶を取り戻すトリートメント?です。
トリートメント?と?をつけたのは還元剤が配合されていないためパーマ液には分類されませんがグリオキシル酸がs-s結合に働きかけ反応を起こすのでトリートメントと言ってしまっていいのか少し疑問を感じるからです。
難しい薬の説明はさて置き、実際の施術をみていきましょう。
before
以前は年に2、3回、縮毛矯正をしていました。最近はフォルムコントロールプレックスでクセを伸ばしています。前回施術から10カ月ほど経過しています。
ウエットの状態です。乾いている時よりクセが収まっています。水素結合の影響が大きいので熱によって伸ばすことが有効と考えます。髪をストレートにする工程では『還元剤、ph、熱、』3つの要素のバランスが大切で、この比重をどこに置くのか、髪質により判断します。
1つ目の薬剤
パーマではないので1剤2剤という呼び名ではありません。
まずはAの薬剤
リラクシングボンドA+・・・グリオキシル酸が毛髪ケラチンのアミノ基と反応し、ケラチン蛋白の4つの結合で歪みを補修します。
リラクシングボンドA・・・熱から髪のダメージを防ぐ毛髪保護成分「ジカルボン酸」配合。シリコンに似た皮膜形成力があり、毛髪強度を改善します。
リラクシングボンドA ash・・・施述後の褪色を補います。
を髪に塗布していきます。
加温
塗布後に20分ほど加温していきます。
2つ目の薬剤
シャンプー台で2つ目の薬剤を塗布していきます。
アフターボンドB・・・ケラチンPPT、18種類のアミノ酸、その他の補修成分を毛髪内部に浸透させ、ジカルボン酸で強固にします。ジラウロイルグルタミン酸リシンNaを配合することで、頭皮、毛髪に潤いを与えます。
アイロン
薬剤を流しました。完全に真っ直ぐにはなっていませんがうねりが落ち着いています。
パーマ剤はアルカリ領域で毛髪をなんか膨潤させます。逆にフォルムコントロールプレックスは酸性領域で毛髪を酸収れんすることにより凹凸をとり、扱いやすい髪質に改善します。
その後アイロンで伸ばしていきます。さらに凹凸がなくなり真っ直ぐになります。
3つ目の薬剤
しっとりタイプ、サラサラタイプ、どちらかを塗布して終了です。
after
ハンドドライ後です。
縮毛矯正のように完全に真っ直ぐにはなりません。
逆にそれがフォルム今トロールプレックスの利点でもあります。
新生毛は地毛ですので本来のクセがあります。縮毛矯正は地毛との境目が目立ちます。
一方、フォルムコントロールプレックスは徐々にうねりが戻ります。2カ月ほどで地毛に近いうねりが出てきますので、新しい毛髪との栄が目立ちません。
カット後の写真です。
酸性によせることでハリと艶が出ました。収まりも手触りもかなり良いです。
おすすめの髪質
最後にデメリットを1つ。
施術後、数日間、濡れると独特の香りがします。不快に思われる方もいると思いますが、乾いた状態では問題ありません。少し我慢が必要です。。。
おすすめの髪質は弱いうねりがある方、広がる方、縮毛矯正はしたくないがどうにもならない方。
また、本当にサラサラにしたい方にもトリートメントとして施術も可能です。
しかし、毎月繰り返しの施術は質感が悪くなっていきます。注意が必要です。
梅雨の季節にまとまりにくい方、ぜひご相談くださいね。