ヘナについて②

前回の続きを書かせていただきます。
前回書ききれなかった奥深いヘナ のお話をどうぞ!

ヘナとインディゴの重ね染

まずはメニューにあるヘナ染+インディゴ染のお話からです。

前回のおさらいになりますがヘナはオレンジ色に染まります。

なので、白髪はオレンジ色に染まります。しかし、前頭が綺麗に白髪の方は少ないと思います。染めてみると意外と馴染みます。
しかし、やはりオレンジが気になる。。。
しっかり白髪を染めたい。だけど、白髪染めやマニュキュアは嫌だ。。。

そんな方にはヘナ染+インディゴ染が最適かもしれません。

今回はまずヘナで染めます。1度流した後もう一度インディゴを重ねて染めます。

毛束に染めてみました

流した直後の写真です。
前回もお話しましたが、インディゴは染めてから綺麗に発色するまで時間がかかります。
毛先には濃く入り、ムラになっています。。。

うーん。。。どうしてだろう。。。

1日後

濡れたまま自然乾燥したあとの写真です。綺麗に発色しました。
オレンジ色の上にインでインディゴの色素が乗った状態です。
ちなみに右側がインディゴです。

2色が混ざってブラウンになります。
2度染することで白髪が多い方もブラウンに染めることができます。
前回ヘナとインディゴを混ぜて塗った毛束との比較です。

  • 左がヘナ染+インディゴ染
  • 真ん中はヘナ:インディゴ 2:8
  • 右がヘナ:インディゴ4:6

色の濃さは一目瞭然です。

白髪をしっかり染めたい方はお試しください。

メリットとデメリット

ヘナやインディゴのメリットとデメリットを説明します。

メリット

  • 化学物質を使わない染め方
  • 痛まない
  • 頭皮への負担が少ない
  • 紙の表面に吸着しハリコシが出る。
  • トリートメント効果も期待できる。

デメリット

  • 染りがヘアカラー(白髪染め) に比べて薄い
  • 植物性でもかぶれが出る場合がある
  • 明るくできない
  • 色数は少ない
  • 独特の香りがする

思い浮かぶメリット、デメリットを並べてみました。

気になった方はぜひご相談ください。一番最適な方法をご提案させていただきます!

この記事を書いた人

yoichiro tonomura

代官山の某ヘアサロンで10数年技術を磨き独立。2015年4月に海から近い街、神奈川県藤沢にプライベートサロン「venice beach」を立ち上げる。自らオーナースタイリストとしてサロンワークの傍ら、独自のセンスで「venice beach」のコンセプトをまとめ、HPの制作や写真、デザインを行う。たまに鋏をサーフボードに持ち替え鵠沼海岸に出現します。